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目黒区立東山社会教育館の社会教育講座「障害がある人と“働く”こと」でお話しました

3月9日、目黒区立東山社会教育館の社会教育講座「障害がある人と“働く”こと」で難病カフェの取り組みについてご紹介しました。

こちらの講座は、誰もが働き、つながり、生きやすい社会にするために、連続講座で市民のみなさんと一緒に考えるものです。

今回は、働く難病当事者の集まる場としての難病カフェという、普段と少し違った切り口でのお話をさせていただきました。

まず初めに、NPO法人DPI日本会議事務局次長の白井誠一朗さんから、難病者の生活・就労の実態について講演がありました。

 

一般人の「難病」のイメージとはやや違う難病者の生活の実態を、具体的な生活リズムや電池のたとえなどを用いて説明されました。難病カフェに集う難病者のお話をする上で、聴衆の皆様に大変分かりやすいイメージが伝えられたかと思います。

 

続いて難病NET.RDing福岡 池崎より難病カフェについて紹介しました。

難病カフェは、当事者の就労の課題を話す場としてのカフェとしての役割もあります。

実際カフェにいらっしゃった方の中には、「病気のことを職場で話していいのだと分かった」、「先輩当事者のアドバイスが参考になった」といった声もあります。また、ハローワーク等の支援機関につながることができたという実際の支援につながった例もあります。

 

カフェでお話して楽しいだけではなく、実際に働くうえで役立つものが得られるのが難病カフェの可能性です。

 

また、難病カフェは広く一般の方にもお越しいただけます(主催者によって異なりますので、ご参加の際は主催者の情報をご覧ください)。

カフェに入ってみると、難病の人もそうでない人も、みな一緒になってお茶やおしゃべりを楽しんでいます。難病の人に対して抱いていた無意識の壁もなくなるきっかけになります。

「難病」を持っている人だから支援する、ではなく、人間関係ベースで難病について考えるきっかけにもなる可能性を、カフェは秘めています。

 

目黒区立東山社会教育館さんでは引き続き参加者の集まりを続けられるということです。

思い立ったら簡単に始められるのが、カフェのいいところです。ぜひこれをきっかけに、自分たちでもカフェを開催してみようと思われる方が現れることを願っています。